慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科(修士課程) KEIO UNIVERSITY

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コンセプト
  健康マネジメント研究科のコンセプト
 
 我が国の保健・医療・福祉をめぐっては、人口構造の急激な少子高齢化、疾病像の変化、医療技術の高度化、国民の要求の多様化など様々な環境の変化があります。
 また、国民の生活と健康に関わる価値観も多様化し、特に、余暇の重視と健康志向の増大等が見られるようになっています。
 さらに、長寿化による老後の余暇時間の増加は、健康増進に寄与するスポーツ等の余暇活動への国民の関心を高める一方で、健康・スポーツビジネスの新たなマーケットとしても注目されています。

 このような社会的ニーズに対応するためには、「健康」と「マネジメント」を再定義し、新たな「健康マネジメント」の概念を提唱する必要があります。

 まず、「健康」は、高齢化や医療技術の高度化に伴い、長期に慢性疾患や障害を抱えながら日常の生活を送ることが多くなっている状況を考えて、健康な状態とそうでない状態を対立概念として捉えるのは適当でなく、「健康」を連続的な概念として捉え直す必要があります。

 また、「マネジメント」には、システムや組織のマネジメントと、個人のマネジメントの両方の意味があり、しかも両者は一方のみでは成立しない性質のものです。
 個人のマネジメントについては、保健、医療と福祉、施設と住宅、疾病・障害に対する取り組みと健康増進活動、余暇と仕事、余暇・スポーツ活動と疾病予防などの境界をなくし、分断されているサービスをその人にとって最適な組み合わせで統合し、提供するいわば境界なきマネジメントが求められています。
 そして組織のマネジメントと個人のマネジメントの二つの視点を持ち合わせることによって、システムや組織のより適切な運営・改良と、各個人にとってのより適切なケアをそれぞれ実現することが可能になります。

 よって、「健康マネジメント」は、疾病あるいは加齢等で日常の生活に支障を来している人々の可能なかぎりのQOL(Quality of Life=生活の質)向上を図り、日常生活に支障はないが疾病を有する人々へはより健全な生活を目指す環境作りを行い、さらには疾病予備軍や今現在健康な人々には健康の維持・増進を促し、しかも楽しく意味ある余暇時間が過ごせるよう、個人や組織のマネジメントを実現する、広域な意義を有する概念です。

 これらの再定義による新しい「健康マネジメント」の概念の下に、本研究科では、保健・医療・福祉サービスの在り方を構想し、事業の開拓と合理的な運営を目指す研究者と実務家の育成を図ります。また個人に焦点を当てた臨床実践においては、取り巻く環境の変化も踏まえて周辺諸領域と連携できる広い視野を持った人材の育成を目指します。





問い合わせ先:
慶應義塾大学湘南藤沢事務室看護医療学部担当
〒252-0883 神奈川県藤沢市遠藤4411
tel : 0466-49-6265 / fax : 0466-47-0268
e-mail : nmc-hm@adst.keio.ac.jp

最終更新 : 2005/4/1





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