委員長メッセージ

グローバル時代の健康社会実現を先導する研究科として

 私たちが直面している超高齢社会では、保健、医療、介護の垣根は低くな り、それぞれがより緊密に連携しながら、効果的かつ効率的なヘルスプロモーション、ヘルスケアを進めることが求められています。また、働き方やソーシャルキャピタルといった社会環境からPM2.5や放射線といった自然環境、そしてスト レスが多く、座りがちで身体活動が不足しがちな生活様式まで、環境要因が人々のクオリティ・オブ・ライフに与える影響の大きさにも、これまで以上に注目が集まっています。

 こうした課題を解決し、誰もが等しく、健康で、生き生きと誇りを持って暮らすことができる社会を実現するためには、これまで以上に、分野横断的かつ融合的なコミュニティやシステムへのアプローチと、その成員である個へのエンパワメントの両者の視点をもったアプローチが必要です。健康とケアの分野も変革の時代を迎えているのです。

 健康マネジメント研究科では、設置から10年を経た2015年以来、こうした変革の時代における本研究科のあり方を徹底的に議論し、『あらゆる人々に健康 をもたらし、医療・ケアの質の向上を先導する』ことを使命に、時代の先を見据えた研究・教育・実践の展開を実現するための新たなコースの設置やカリキュ ラムの改正を進めています。

 すでに、目指す専門性の方向によって5つの学位プログラム(看護学、同専 門看護師、医療マネジメント学、スポーツマネジメント学、公衆衛生学)を取得することができる教育体制を実現していますが、より充実した実践と研究への学びを深めるためのカリキュラム改正を、2017年度からも行うこととしています。 また、研究科それぞれが世界トップクラスにある総合大学の強みを最大限に活 かしたジョイントディグリーの制度も設けるなど、科学的方法に基づく高度な実践・マネジメントの追究を通じて健康社会の実現に寄与する大学院へと、さらに歩み続けていきます。

 地域から地球規模に拡がる健康課題に向き合い、自ら行動して解決を図ることのできる深い学識と卓越した能力を有した人材、すなわち「社会の健康を構想し行動する」人材を目指す皆さんとお目にかかれることを心より楽しみにし ています。

健康マネジメント研究科委員長 武林 亨

健康マネジメント研究科
委員長
 武林 亨