設置目的

image_4.jpg

設置目的

健康マネジメント研究科は、「健康」を軸として、看護・保健・医療・福祉・公衆衛生に関わる幅広い領域において先導的な役割を果たす、学際的な教育・研究を志向し展開する大学院です。

これまで「健康」は、不健康な状態(ill-being)の対立概念である健康な状態(well-being)として捉えられてきました。しかし、高齢化や医学技術の高度化に伴い、慢性疾患や障害を抱えながら長期にわたって日常生活を送る人が多くなっている今日においては、そのような従来的概念は必ずしも適当ではありません。

そこで、本研究科では、「健康」を誕生から死に至るまでの人間の健康状態の諸相を意味する連続的な概念として捉え直すこととしました。新しい健康の概念のもとでは、疾病あるいは加齢等が原因で日常生活に支障を来している人に対しては可能なかぎりのQOL(Quality of Life;生活の質)の向上を図り、日常生活に支障はないが疾病を有する人に対してはより健全な生活を目指す環境作りを行い、疾病予備軍や健康な人に対しては楽しく有意義な自由時間を過ごしながら健康の維持・増進を促すマネジメントが求められます。
また、急速な少子高齢化、疾病像の変化、医療技術の高度化、国民の健康志向の増大など、わが国の健康をめぐる環境が複雑化していることから、社会の多様化する要請に応えるためには、システムや組織のマネジメントと個人のマネジメントの両方を同時に成立させることが求められます。

本研究科は、これまでの知的枠組みを超えて、国民の健康増進に資する看護・保健・医療・福祉・公衆衛生事業のあり方を構想し、合理的なマネジメントの実施に関する知識・技能を備えた人材の育成を目指しています。