後期博士課程
養成する人材像
後期博士課程においては,修士課程で培った知識,技術や培った能力,資質を土台に,高度化・複雑化が一層進む看護学、公衆衛生学、医療マネジメント学、スポーツ・健康科学の各領域において,課題解決を先導して人々の健康水準の向上に寄与し,グローバルに活躍する研究者,教育者,実践家の養成を目指します。そのため,科学的手法によって課題を明らかにする分析能力に加え,多様な背景や専門能力を持つ研究者や実務家,様々な専門職との間で協働しまたチームをまとめる統率力,コミュニケーション力や政策提言力の涵養を図ります。
後期博士課程修了者には,研究機関,教育機関における中核的な研究者,教育者となることだけでなく,保健・医療・福祉機関,医療関連ビジネス,スポーツ関連ビジネスをはじめとする多様な分野において中核的役割を担うことを期待しています。
概要
- 3年間の履修を修了すると同時に博士の学位を取得することが原則的に可能となるように、研究指導、論文指導が行われます。
- 1年次には特論科目(基礎理論と実証研究の方法論・分析手法を確認する科目)を、在学期間を通して合同演習科目(履修者および学内外の研究者・実務家による研究報告と討議を中心に行う科目)を履修します。
- 他研究科修士課程修了者や、本研究科修士課程修了後しばらくの期間実務に就いていて最新の理論や分析手法等に精通していない者は、指導教員の指示に従い修士課程設置科目を履修することで知識を補完することができます。
- 外国の大学院への留学が許可された場合には、1年間に限り留学期間を在学年数に算入し、修得した授業の単位を「合同演習」の単位として認定することが可能です。
- 毎年度、論文中間審査会にて報告を行います。報告会では、必要な指導・助言を受けると共に、進捗確認・審査を受けます。
- 学位は、後期博士課程に3年以上在学(休学期間を除く)し、所定単位(特論科目4単位、合同演習科目6単位以上の計10単位以上)を修得し、かつ研究上必要な指導を受けたうえで博士論文の審査および最終試験に合格した者に対して授与されます。
- 英語のみでの修了も可能です。