慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科は、藤沢市、公益財団法人藤沢市保健医療財団との主催、公益社団法人藤沢市医師会の後援により、「第3弾 ふじさわプラス・テン公開講座」を7月2日に慶應義塾大学大学院にて開催しました。
本講座は、日本医療研究開発機構研究委託費により、現在藤沢市を対象として行われているアクティブガイドを活用した身体活動促進のための地域介入(コミュニティ・ワイド・キャンペーン)の一環として開催されました。
遠藤地区にある慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの会場には、藤沢市各地から100名を超える方にご来場いただきました。本研究科小熊祐子准教授による開会の挨拶、鈴木恒夫藤沢市長からご挨拶をいただいたのち、第1部にて医療法人篠原湘南クリニック 理事長篠原裕希先生による特別講演「地域で取り組む認知症対策~認知症になっても住み慣れた場所で暮らせる社会を目指して~」を行いました。篠原先生は、認知症の基本的な概念や、認知症になった人が住み慣れた環境で暮らすための対策などについてお話しました。
特別講演の後は、「プラス・テンおよび研究参加グループのご紹介」と題して、本研究科 小熊祐子准教授が講演しました。
第2部では、慶應義塾大学看護医療学部長 小松浩子教授と同学部矢ヶ崎香准教授によるワークショップ「プラス・テンから創る地域のつながり」が行われました。はじめに、同大学大学院健康マネジメント研究科齋藤義信特任講師のリードによる「プラス・テンクイズ」でアイスブレイクを行いました。参加者の多くになじみのあるプラス・テンに関するクイズは、大いに盛り上がりました。
その後、「プラス・テン」への取り組みによって自身が実感した健康効果や、人との関わりについて意見交換をしました。当日は、同大学院健康マネジメント研究科が行っている地域介入研究にご協力いただいている参加者も多く、身近な人とともに体を動かす楽しさや、運動を継続することで得られる達成感など、ひとりひとりの思いを参加者同士で分かち合う姿が見られました。
最後に、同大学院健康マネジメント研究科委員長である武林亨教授から閉会の挨拶をしたのちに、希望者による「プラス・テン体操」を行いました。藤沢市保健医療財団の鈴木美春健康運動指導士の指導のもと、キャンパス内の広場に集まった参加者はのびのびと体を動かしました。
写真:プラス・テン体操の様子