2024年11月9日、10日に本塾日吉キャンパスで第19回日本応用老年学会大会が開催されました。
その優秀発表賞に、本研究科博士課程在学の田上紀代美君の口頭発表「介護保険制度前後における家族介護者の生活構造の特徴:オンサイト施設を利用した公的統計ミクロデータの利活用」が選ばれました。
田上君は、本研究科の医療マネジメント学位プログラムで、修士課程から継続して、社会生活基本調査のデータを用いた家族介護者の生活時間の分析を行って来ました。これは、本研究科教授の山本渉君、山内慶太君が参画してきた公的ミクロデータの利活用推進に関する研究の一環で、その成果もあって、2023年春には健康マネジメント研究科があるSFC看護医療学部校舎内に、公的統計のミクロデータのオンサイト施設が設置されています。同君の研究はその環境を生かして更に発展させたものです。