2012.10.12

【修了生の活動紹介】NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 栗原 徹 (スポーツマネジメント専修1期生)、金沢 篤(スポーツマネジメント専修 2期生)

sports01_kurihara.jpg

金沢君(左)と栗原君(右)

栗原 徹 (スポーツマネジメント専修 1期生)
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス フルバック/ウィング


現在はNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(ラグビー部)で現役選手としてプレーしていますが、健康マネジメント研究科在学時はサントリーラグビー部所属のプロラグビー選手でした。当時、ようやくプロ化の波がラグビー界にも訪れ、変革の時代でもありました。健康マネジメント研究科に一期生として入学したのは、プロ契約して2年目のことです。現役プロ選手が大学院に進学するというのは珍しいことではありましたが、引退後の活躍の可能性を広げたいと考えての決断でした。

実際に入学してみると、大学院生とラグビー選手の両立は想像以上に大変でしたが、しっかりと学べたという自負はあります。もちろん、先生方やクラスメイト、会社、チームの理解・支援があったからこそ、ですが。

大学院修了後、サントリーからNTTコミュニケーションズへ移籍し、今度は現役選手と大学非常勤講師(体育のラグビーの授業)の二足の草鞋を履いています。今回も本当に大変ですが、多くの方に支えられながら、どちらも全力で取り組んでいます。

大学院で学んだ事はもちろんですが、そこで得られた多くの出会いが現在の自分自身に大きなプラスになっていると感じています。一つ一つの出会いに感謝しながら、これからもチャレンジし続けていきたいと思っています。

金沢 篤 (スポーツマネジメント専修 2期生)
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス アシスタントコーチ


私は現在、NTTコミュニケーションズ・シャイニングアークス(ラグビー部)でフルタイムのコーチとして働いています。

コーチの一日は朝8時から始まります。午前中はクラブハウスで練習内容の打合せや試合の分析などを行います。グラウンドでのコーチングは午後3時から約2時間、その後トレーニングのレビューを行い、必要に応じて選手との面談などを行います。日によりますが、帰路につくのは午後9時頃になります。

コーチの仕事には、ラグビーのスキル・コーチングにとどまらず、プランニングや自チーム・相手チームの分析なども含まれます。そのため、ラグビー特有のスキルや戦術に関する知識はもちろん、ストレングス、コンディショニング(フィットネス)、栄養、分析手法など多岐にわたる知識も必要となります。トップレベルのチームでは、それぞれの領域ごとに専門のコーチがいますが、全体をプランニングするためには幅広い知識が欠かせません。私の場合、ラグビーのスキル以外は、大学院において基礎知識を身につけることができたことが現在の仕事にとても役立っています。

コーチングには、ここまでやればいい、という終着点はありません。常に変化する技術や環境に対応し、新しいことを求めていくところに奥深さがあり魅力を感じるところです。