医療マネジメント専修 修士課程1年
櫻井 あや
本研究科に入学した学生のバックグランドは、職務経験の点からも、学生時代に学んだ学問領域の点からも、様々です。このため、本研究科では、入学者が、これまでに学ぶことがなかった学問についても、その基礎を習得することができるように、多くの科目が設定されています。私は、民間企業で勤務を続けながら大学院で学んでいますが、積極的に基礎科目を履修するように努めています。勤務を続けているからこそ、基礎科目の重要性を実感できているのかもしれません。
また、本研究科では、疫学・統計学に関しても、多くの講義や実習が行われます。このため、これまでに学んできた統計学等の知識をさらに深めることができます。個人的には理系学部を卒業後、関連分野の企業で働いておりますが、現在深めた知識を職務にも役立てることができますので、その点でも、この大学院での学習は有益なものになっています。
もちろん、大学院では、知識を単に習得するのではなく、習得した他(多)分野の知識を自身で融合させ、それを、研究に活用することが求められるのだと思います。ただし、大学院に入学したばかりの学生にとっては、そうした自主研究には苦難や不安があります。しかし、本研究科には、まさに「半学半教」の実践により、学生がそうした苦難を乗り越えることができる環境が整備されているように感じています。学年を問わず、また、学生・教員を問わず、さらには、在学生・修了生を問わず、交流が盛んであることも強みの一つだと思います。