吉田 康治 (スポーツマネジメント専修 3期生)
私は現在、プロ野球球団の埼玉西武ライオンズのコンシューマービジネス部門にて、チケット販売やファンクラブ運営などの業務に従事しています。
健康マネジメント研究科在学中にライオンズでインターンシップを行い、現場で見出した課題であるCRM(Customer Relationship Management;顧客関係管理)をテーマとした研究論文に取り組みましたが、現在もファン(顧客)との関係構築に日々格闘しています。
ファンは選手のスーパープレーやチームの勝利を期待してスタジアムに足を運んでくれるのですが、毎試合スーパープレーや勝利を約束することはできません。また、自由時間市場の縮小や消費者個々人の価値観の多様化など、プロ野球を取り巻く環境は複雑化しており、勝てばファンがスタジアムに押し寄せるという単純な構図も成り立ちません。
一人でも多くの人にスタジアムまで足を運んでもらい、そして再訪してもらうために何をすればよいのか。勝敗に左右されない球団経営上の基盤づくりのため、大学院で叩き込まれた論理的思考力や科学的分析力を最大限に生かし、シンプルなれど奥深い課題にチャレンジしています。
真野 頌子 (スポーツマネジメント専修 5期生)
小学生の頃よりずっとスポーツと関わってきた私は、「スポーツは人を元気にする力を秘めている」と信じ、スポーツの魅力を引き出し、伝える術を学びたいと思い大学院に進学しました。健康マネジメント研究科在学中は、競技・娯楽としてのスポーツだけではなく、健康・コミュニケーションのためのスポーツなど、スポーツについて多面的に学びました。
将来はスポーツを通じてより多くの人に笑顔を届ける仕事に就きたいと強く思うようになり、縁あってプロ野球球団の埼玉西武ライオンズで働くことになりました。ファンクラブの業務に携わっており、新規会員獲得のための企画立案、来場促進のためのイベント実施、会報誌等の制作、会員データ管理など、その業務内容は多岐にわたります。野球というスポーツを通じて、一人でも多くの方に喜んでもらい、元気になってもらえるよう、大学院での学びを生かして日々奮闘しています。
吉田君(左)と真野君(右)(西武ドーム前にて)